紫外線による白内障の予防と飛来物からの保護に
紫外線について
WHO統計によると、世界で毎年1,200~1,500万人が白内障により視力をなくし、内20%程度は太陽光の影響であると推定されています。
紫外線は、人間の健康、環境への影響の観点から下記のように分類される事があります。
UVA(400-315nm)オゾン層を通過し地表に到達する。
危険性は少ないが、皮膚の加齢、DNAのダメージを起こす。
UVB(315-280nm)オゾン層を通過し地表に到達する。
目に対して危険があり、紫外眼炎や白内障を起こす可能性がある。
UVC(280nm未満)地表には到達していないが、強い殺菌効果があり、
生体に対する危険性が最も高い。
UVA・UVBを100%カット(セミクリアレンズ)
アメリカ工業規格 安全メガネ規格について
ANSI Z87.1 2003規格による、安全メガネの耐衝撃基準には主に、高速衝撃テスト(HIGH VELOCITY)と高質量衝撃テスト(MASS IMPACT TEST)があります。
高速衝撃テスト:HIGH VELOCITY TEST

直径6.35㎜の鋼球を約160km/hでレンズにぶつけ判断される。以下のような場合には不合格となる。
■レンズがフレームから外れてしまった場合。
■レンズの内側の一部が、外れる場合。
■レンズが割れた場合。
■鋼球が完全にレンズを突き抜けてしまった場合
高質量衝撃テスト:MASS IMPACT TEST

約500グラムの円錐を127cmの高さから落下させ、
レンズ、フレームが割れたり、欠けたりしないこと。
MIL-STD 662 米国国防総省衝撃テストについて
米国国防総省における全ての納入物品に課せられる基準の一つで、安全メガネの性能、耐衝撃能力などが試験されます。 ANSI Z87.1 2003の基準よりも遥かに厳しい、耐衝撃能力が要求されます。
■ 衝撃テスト方法
使用する弾丸: 直径3.7㎜(0.15caliber),重さ375.8㎎(5.8grain)
試験方法 : 安全メガネをゴム製の人頭模型に装着し、レンズから8~24in(200~600mm)の距離から弾丸を発射します
レンズと模型の眼の間には、厚み0.05㎜(0.002in)のアルミシートを置きます。
結果判定する: 判定は、合格不合格のみで出されます。対象のメガネが、割れたり、破片等によりアルミシートが破れると不合格となります。
